【5388】クニミネ工業は日本ベントナイト界のトップ企業【銘柄分析】

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どうも、ほたるです。

今回は、5388 クニミネ工業の銘柄紹介・分析を行います。

分析した結果、わたしはこの会社の株を買って保有しています

こちらの記事に日本株ポートフォリオを掲載しています

【増配株・バリュー投資中心】日本株ポートフォリオ公開

では早速はじめていきましょう。

こちらの情報の内容は、一介の個人投資家である、ほたる が収集しまとめたものです。なるべく正確な情報をご案内する所存ですが、その内容を保証するものではありません。こちらの記事によって生じた不利益等については、責任を負いかねます。ご了承ください。誤りがあれば指摘していただけると嬉しいです。

わたしはクニミネ工業に対して下記のとおり判断しています。

5388 クニミネ工業 レーダーチャート
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基本情報

会社名クニミネ工業
コード番号5388
創業1943年6月
上場1989年6月
決算3月
本社所在地東京都
従業員数220名
セクターガラス・土石製品
市場東証一部
ウェブサイトhttps://www.kunimine.co.jp/

事業内容

クニミネ工業は貴重な地下資源である“ベントナイト”を中心に、高付加価値商品やサービスを展開している会社で、日本ベントナイト界のトップ企業と言えます。

展開している事業は下記の3部門です。

ベントナイト事業(売上約70%)
鋳物(いもの)・土木建築・ペット用トイレ砂の製造販売。
アグリ事業(売上約20%)
農薬加工・農薬基剤・農薬加工用原材料・農薬資材・資料等の製造、加工、販売。
化成品事業(売上約10%)
精製ベントナイト・環境保全処理剤の製造販売。
ほたる
ほたる

ベントナイト、ベントナイト……って、まず何それ??

わたしはこの会社を調べてはじめて“ベントナイト”という鉱物を知りました。

クニミネ工業のIR資料室を拝見したら、ベントナイトについて説明が書いてありました。

 ベントナイトとは、粘土鉱物であるモンモリロナイトを主成分とし、石英や長石などの随伴鉱物を含んでいる弱アルカリ性粘土岩のことを言います。

米国ワイオミング州のFort Bentonで発見され、その地名に因んでベントナイトと名付けられました。ベントナイトは、水を吸収すると膨潤し、さらに分散させると粘性を示します。また、各種陽イオンを吸着できる能力など、様々な特性を持っています。

このような特性を有していることから、鋳物、土木建築、ペット用トイレ砂や化成品など、利用される産業分野は非常に多岐にわたっています。

そのため、ベントナイトは”1,000の用途を持つ粘土”とも称されています。

『クニミネ工業 インベスターズガイド 2020』より引用
ベントナイト原鉱
クニミネ工業HPより

へぇー地名から名前決まってたんだー。うん、石だね。(小並感)

“1,000の用途を持つ粘土”っていう言葉が印象的です。

上記の用途以外にも、医薬品や食品添加物としても利用されているそうです。

……ベントナイト自体に興味が湧いてきませんか?笑

ということで参考画像をご覧ください。

ベントナイト需要
『クニミネ工業 インベスターズガイド 2020』より引用

身の回りでこんなにベントナイトが利用されているなんて驚きです。

この画像を見るだけでも、たくさんの用途があるというのがひと目でわかりますね。

ほたるの投資判断ポイント

株価の値動き【2021.7.29時点の週足チャート】

クニミネ工業 週足チャート

2019.12後半から、新型コロナウイルスの影響が顕著に出た2020.3頃まで多く下げました。

約1,460円→約740円までは中々大きな下落してますね。

これは新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化による自動車生産台数の大幅減産

流のベントナイト事業の鋳物売上大幅減に繋がると見られて、特に売られてしまったのではないかと思います。

その後自動車国内産の予想以上の復調や堅調に推移したアグリ・化成品事業より、クニミネ工業の株価も右肩上がりになっています。

定量的な情報(過去のパフォーマンス)

サクッと定量的な情報を確認してみましょう。

株価1,133円
予想PER10.9倍
PBR0.76倍
ミックス係数8.28
自己資本比率79.9%
ROE8.96%
予想配当利回り2.65%
時価総額164億円
2021.8.5時点 マネックス証券 銘柄スカウターより引用

特筆するべきは自己資本比率から見て取れる財務体質の強固さです。

ビジネスモデル由来で売上・利益が中長期的に落ち込みさえしなければ、ある程度の困難には対応できるものと考えています。

財務体質の強固さを担保しつつ、売上成長するための投資ができるかがポイントになりそうです。

5388クニミネ工業決算資料
2021年3月期 第2四半期 決算説明会資料より

売上も営業利益もこれまでは順調に成長を続けているのが確認できます。

新型コロナウイルス感染の影響で、2021.3期は昨対で売上・営業利益ともに減少予想されていましたが、2021.1.21に上方修正があり、減収増益が見込まれます。

設備投資を減らしたり、2023年度で終息予想されている復興関連の売上が計上されていることを加味しても、好感が持てます。

定性的な情報(将来のパフォーマンスの信頼性)

個人的に一番気になっているのが、EV化の加速国内自動車生産減です。

ベントナイトの大きな需要の一つである国内自動車生産は今後どのようになるのか……。

EV自体が合理的かは別問題としても、EV化の流れは欧米を中心に力強く推進されている流れとなっており、日本だけがEV化の流れに反することはなかなか難しいと考えています。

また昨今国外の自動車メーカーの台頭が凄まじいです。

特にアメリカのテスラ(TSLA)や中国のニオ(NIO)は数年後にはどんな成長を遂げているか想像もつきません。

そのため、日本の自動車メーカーのシェアは相対的に減る可能性があるかもしれないという懸念を持っています。

すごいお先真っ暗なような書き方になりましたが、これは「既存の状態のままでは」というお話です。

日本の自動車メーカーも当然EV化に向けて取り組みはしていますし、ASEAN市場の自動車生産増加による鋳物需要拡大も期待できます。

今後は所謂CACEと言われる新しい”クルマ”という存在にクニミネ工業として、どのように寄り添っていけるか?という点でさらなる飛躍を遂げる可能性も秘めていると思います。

また新しい取り組みも行っているようで、2020年4月にライフサイエンス部を新設しています

「未来のニーズを創造する」というフレーズどおり、この他にもクニミネ工業として様々な方向に経営努力が決算資料から垣間見えます。

ぜひクニミネ工業の決算資料をご覧いただきたいです。

その一部を掲載します。

5388クニミネ工業研究開発
5388クニミネ工業研究開発成果

これからの伸びる可能性がある事業です。すでに畜産疾病予防事業では一定の売上見込が立っているようです。今後の決算・展望を楽しみにしつつ、注視していきたいですね。

投資判断要素のまとめ

ほたるが考えるクニミネ工業の投資判断要素をまとめます。

クニミネ工業へ投資したくなる理由

・多数の用途があるベントナイトの国内シェアトップ企業である。

・財務の健全性が高く、安定配当を長期継続可能&機動的な投資ができる。

・多角化戦略を行っており、現在各事業が比較的堅調に推移している。

・経費削減により売上が減収する中で、営業利益が向上している。(2021.3過去最高益)

・原料輸入を行っているため、円高はポジティブに作用しやすい。

・ミックス係数が10以下であり、数値上は割安感がある。

クニミネ工業へ投資する際の懸念点

・売上における自動車関連の比重が高く、自動車の国内生産台数に影響されやすい。

・復興(土木建築)関連の売上が伸びているが、2023年度で終息予定。

・流動性が低め。

ほたる
ほたる

「あまり心配事が少ない銘柄だな。買いまくれー!!」

と言いたいところですが、現状は自動車関連や土木建築関連の隆盛に大きく影響される会社だということを念頭に投資する必要があります

しかし財務体質が非常に優れており、高配当ではないものの、配当が安定しているので比較的投資しやすい銘柄だと思います。

また割安さと成長性を考慮すれば、派手さはないにせよインカムゲインとキャピタルゲインどちらも期待できる会社だと考えています。

“1,000の用途を持つ粘土”であるベントナイト業界のトップ企業であり、

舵取り次第で様々な変容を行える可能性を感じさせる会社……

それが”5388 クニミネ工業”です。

投資するための判断基準は人によって様々です。

もし投資する際はご自身で開示情報等を確認してみてくださいね。

個人的な見通し・コメント

2021.8.6更新
2021.7.30に発表された第1四半期決算は、個人的にはまずまずといった印象です。
なぜなら対前年同期比は問題なくクリアしており、通期予想で売上高は+6.3%の上方修正がされていますが、通期予想で経常利益-19.1%減益を発表されていてプラマイゼロと見る人が多そうだなと思ったからです。
ただ経常利益に関しては下期に伸びる傾向があるので、現状では下げるなら淡々と買い増しても良いかなと思います。
2021.7.29更新
テクニカル的にはコロナ騒動の安値から2021.3につけた高値に対してのフィボナッチ・リトレースメント38.2%にあたる1,127円付近で多少反応があるものの煮えきらない動きをしています。
上昇並行チャネル内下半分のゾーンに位置しているので少しずつ買い増ししたい形です。

ファンダメンタルズ的には決算発表がありますので、内容を確認して判断していきますが内容がコンセンサスから悪い方へ大きく乖離していない限りはホールドしたいと思います。
2021.2.4更新
短期的にはバリエーションの割安さと、市場が好調なのも相まって短期的には上昇傾向だと思います。例え市場由来で下がったときは、安心して買い増していきたいと思います。

鋳物関連が自動車関連や土木建築関連以外と相関性の低い需要を獲得できれば化けそうな気もしますが、これは期待し過ぎかもしれないですね。

アグリ事業・化成品事業そしてガスバリア材料と畜産疾病予防が一事業として確立されてくると、より魅力的な会社になっていくと思います。

これらの進捗状況は決算等の情報を通じて確認していこうと思います。

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