資産運用とはそもそも何のこと?初心者にもわかりやすく基礎から解説

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資産運用とはそもそも何のこと?初心者にもわかりやすく基礎から解説

私が投資について学び始めときに最初に感じたことは「そもそも資産運用って何?」ということでした。

皆さんの中にも「最近、資産運用という言葉を聞くけどよくわからないなぁ」と思っている人が多いのではないでしょうか?

この記事は投資初心者や投資に興味を持ちはじめた人向けに、専門用語を使わずに資産運用についてわかりやすく解説しています。

この記事を読んでわかること

  • そもそも資産運用とは何か?
  • 資産運用はすべての人に関係があるということ
  • 資産運用はお金持ちだけはなく誰にでもできるということ 
  • 資産運用は何からはじめたら良いか?

そもそも資産運用とは何か?

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そもそも資産運用とは何か?

まずは資産運用を知るために言葉の意味そのものを確認していきましょう。理解しやすくするために「資産」「運用」と2分割します。

資産は個人または法人が所有する財産のこと

「資産」の言葉を調べると下記のように説明されています。

①個人または法人が所有する財産のこと。

②(簿記会計経営活動を営むために必要な財貨債権のこと。また、運用の形態から、流動資産固定資産繰延資産の3つに区分される。現預金土地を除き、将来の費用との表現もある。

“資産.” Wiktionary, フリー多機能辞典. 2020年3月22日04:55 (UTC). 2020年8月30日07:16 <https://ja.wiktionary.org/w/index.php?title=%E8%B3%87%E7%94%A3&oldid=1273149>.

①の説明がシンプルで分かりやすく、理解できる人も多いと思います。②は少し難易度が上がるので、またの機会にお話しします。

資産(=財産)はすべての人が持っている

①の説明を深掘りするために「財産」という単語をさらに確認していきます。

個人団体などが持っている土地建物証券など。

②(比喩)大切能力経験人材など。

“財産.” Wiktionary, フリー多機能辞典. 2020年2月23日11:08 (UTC). 2020年8月30日07:26 <https://ja.wiktionary.org/w/index.php?title=%E8%B2%A1%E7%94%A3&oldid=1267285>.

「資産」という単語で調べたときよりも、少しわかりやすくなりましたね。つまり資産(=財産)とは目に見える物質的な「物」だけではなく、抽象的な事柄としての「モノ」「コト」も対象になるということです。

具体的な用語を出していくと、お金・不動産・金融商品も対象ですし、学歴・資格・ビジネススキル・SNSのフォロワーも対象です。

資産や資産運用と聞くと「お金持ちだけがやっている難しいなにか」と思いがちですが、そんなことはありません。この世界で生きる誰もが対象であり、この記事を読んでくれているあなたもその対象です。

要は「自分にも関係があることなんだ…」と認識できていればOKです。

ほたる
ほたる

「資産」は「財産」であり、「財産」とは個人・団体が持っているすべて…。

つまりすべての人は必ず「資産」を持っています!

資産運用とは、資産(=財産)の価値を高めるために資産(=財産)の状態を変動させること

「資産」について理解できたところで、次に「資産運用」の意味を確認していきます。

資産運用(しさんうんよう)とは、自身の持つ資産を貯蓄・投資し、効率的に資産を増やしていくこと。

ウィキペディアの執筆者,2020,「資産運用」『ウィキペディア日本語版』,(2020年8月30日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%B3%87%E7%94%A3%E9%81%8B%E7%94%A8&oldid=77654378).

結局どういうことなの?となりそうな文章ですので、私の解釈を交えて言い換えていきます。

まずは「自身の持つ資産を貯蓄・投資」という部分は資産(=財産)の状態と考えてください。そして「効率的に資産を増やす」という部分は資産(=財産)をより価値が上がるように変動させると言い換えましょう。それを踏まえて言語化したのが下記の文章です。

資産運用とは、資産(=財産)の価値を高めるために資産(=財産)の状態を変動させること

実は皆さんは資産(=財産)の状態を変動させることを常日頃やっています。それは消費です。

物を買ったりサービスを受けることは、お金という状態から物・サービスへ状態が変動していることを意味します。つまりお金という価値から、物・サービスという価値へ変動したということなので、これも一種の資産運用と呼べるということです。

こう考えると小難しいことに思えていた資産運用が身近に感じてきませんか?

ほたる
ほたる

資産運用は決して特別なものではありません。

誰の日常にもありふれているものだと認識しましょう。

まとめると下記のとおりになります。

  • 「資産」とは「財産」であり、「財産」とは自分が持っている全てのもの
  • 「資産運用」はお金持ちだけではなく、すべての人に関係がある
  • 「資産運用」とはそれを貯蓄・投資したりすることで、効率的に資産を増やすこと
  • 「資産運用」とは資産の価値を高めるために資産の状態を変動させること

資産運用は誰にでもできる。とりあえずはじめてみよう。

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資産運用をはじめる一歩

資産運用ってなんか怖い……

資産運用が少し身近に感じたとしても、資産運用に漠然とした怖さを感じること、または感じている人も多いのではないでしょうか?

私も資産運用を学ぶまでは「漠然とした怖さ」を感じていました。元来、保守的な性格をしていることもあり、むしろ皆さん以上に怖がっていたかもしれません。

私が過去に資産運用を敬遠していた大きな理由は3つありました。

  1. 資産運用は素人には難しいらしい
  2. 株・FX・不動産で破産した人がいるとよく聞くから危ない
  3. 投資詐欺に巻き込まれたくない

大なり小なり似たような考えを持ったことがある人も多いのではないでしょうか?

しかし先に説明したとおり、資産運用はすべての人に関係があり身近なものです。

それなのに資産運用に漠然とした怖さを感じる理由は「資産運用の正しい知識を知らないから」ではないでしょうか?

資産運用についての断片的な情報だけが世間に蔓延していることの大部分が「資産運用の正しい知識を知らないから」というところに起因しているからです。

2022年度から学習指導要領の改訂により、高校で金融経済・資産形成に関する授業が行われることになったことは良い傾向ですが、逆に考えれば大多数の人は資産運用の正しい知識を学ぶ機会が少なかったとも言えます。

「知らないことは怖い」と感じることは自然なことですが、問題はそのまま何も知らないままにして良いのか?ということです。

私が学んだ様々な知識や人生経験で得た見識の一つに「お金に関する無知は幸福を遠ざける」というものがあります。

お金が人生のすべてではありませんが、自分が理想とする人生を歩んでいくためには、それ相応のお金は必要です。もし金銭面が理由に理想とする人生を断念することがあるのであれば、それは幸福から遠ざかっている可能性が高いと言えるでしょう。

そのためお金に関する知識は身につける必要があると思いますし、その知識の上に判断・行動することが資産運用と言えます。何も知らないまま判断・行動したことで取り返しのつかないことになってしまった……そんなことにならないためにまずはお金に関する知識を身につけていきましょう。

当ブログでもお金に関する知識を発信していますが、金融庁でも情報を発信していますのでご紹介します。

社会人になる方へ : 金融庁

資産運用は投資することだけではない。まずは支出を最適化しよう。

理想の人生を歩むためにお金の知識や資産運用が大切だと説明しましたが、いきなり投資になるとハードルが上がったように感じる方が多いと思います。

冒頭でも説明していますが、当ブログにおいて資産運用は金融商品への投資だけを指した言葉ではないです。

収入を増やしたり、支出を減らすことも立派な資産運用の一つです。特に支出を減らすことは小学生にもできることですので、実践しようと思えば誰でもできます。

収入を増やすことは個人の能力や意欲に依る部分が大きいですが、支出を減らすことは実行までのハードルが低いため、再現性が高くおすすめです。そのためまずは支出を最適化することからはじめましょう。

支出の最適化とは「自分が持つ価値観に合わせて支出する」ことで、つまり「自分にとって必要・大切なことにはお金を出し、それ以外の支出を控える」ということです。自分自身の価値観を明確することで、節約魔にならず無理なく支出を減らすことが可能です。

ほたる
ほたる

支出を最適化すると、幸福度を下げずに支出を減らすことができますよ。

支出には一般的に「消費」「浪費」「投資」があります。支出と言ってもそれぞれ役割が違います。

消費
生活のために必要な支出…食費・日用品費・住居費・水道光熱費・通信費・保険料 etc.
浪費
消費や投資以外の支出…趣味費・娯楽費・見栄費 etc.
投資
将来のため支出…貯金・金融資産への投資・自己投資 etc.

これから学んで実践する人にとってはすべてを一気に対応するのはハードルが高いと思います。まずは「消費」「浪費」を見直していきましょう。

「消費」「浪費」を減らすためには、収入に対しなるべく高い割合で天引きしてしまうのが明快かつ効果が大きいです。なぜなら実践するために固定費の見直し(消費)や、日々の無駄使い(浪費)を改善していく必要が生まれるからです。

個人的には実践時の効果が大きい四分の一天引き貯金法がおすすめです。

文字通り、月の収入の四分の一を天引きする貯金法です。詳細については解説記事がありますので、こちらを参考してください。

【お金の勉強】四分の一天引き貯金法で資産形成をしよう【本多静六】

支出の最適化がされているのであれば、それに沿って家計を見直していくだけでもかなり支出を減らすことが可能です。あとは実践するだけですので、後回しにせず淡々と支出の最適化をしていきましょう。

まとめ

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資産運用とはそもそも何?

これまで資産運用についての説明と、資産運用は何からはじめれば良いのかについて解説してきました。

現状、資産運用はどうしても難しいことのように取り扱われることが多く、金融資産への投資だけに話が偏りがちです。しかし本来の資産運用は誰にとっても身近な存在で、人生とかなり親密な関係にあります。

私が「資産運用は人生!」を信条に活動しているのもそのためです。

誰もが最初は赤ちゃんとして生まれ、歳を重ねていくように、資産運用も少しずつ学んで実践していけば大丈夫です。まずは支出の最適化からはじめていきましょう。

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