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買ったつもりで、店に預けておく

ほたる
公開日:
約11分

どうも、ほたるです。

最近、本多静六氏のことをポストしました。

おはようございます

本多静六氏の「買ったつもりで、実際には買わずに店に預けておく」という考えは面白いなぁと思っています。
今だとネットショップやレビュー動画を眺める時などにも使える気がします。

今日も一日、丁寧に生きていきましょう

— ほたる (@hotaru_assets) 2026年8月5日

本多静六氏といえば「四分の一天引き貯金法」、つまり収入の4分の1を天引きして貯金する習慣を提唱した人として知られています。

今回のポストではもう一つの考え方、「買ったつもりで、実際には買わずに店に預けておく」を紹介しました。

なぜかと言うと、今の時代にも通用するというか、むしろ情報を得やすい今だからこそ使いやすいのでは?と思ったからです。

ざっくり言うと、生きていく上での良い意味で発想の転換となる可能性を感じました。

今回はこの考え方を深掘りしてみようと思います。

本多静六の「買ったつもりで店に預けておく」とは

本多静六氏は、明治から昭和にかけて活躍した林学者であり、資産家でもあります。いまでいう「投資家」であり、庶民にお金の知恵を伝えた人です。

「買ったつもりで店に預けておく」とは、文字通り、買いたいと思ったものを購入せず、買ったつもりになって店に置いておくという考え方です。

ポイントは「買うな」と言っているわけではないこと。あくまで「預けておく」。 だから、「いつでも取りに行ける、見に行ける」という謎の安心感があるんですね。

買ったつもりが衝動買いに効く?

買い物の衝動って、湧いた瞬間が一番強いらしいです。

ネットショップで「これ欲しい!」と思って、そのままポチる。

店頭で手に取って、レジに持っていく。

あとから「別にいらなかったな」と思う経験、誰にでもありますよね。

「これ欲しい!」と衝動が湧く → 「買ったつもり」で店に預ける → 時間が経って冷静になる → 「やっぱりいいかな」と手放す

「買ったつもりで店に預けておく」が効くのは、衝動を「抑える」のではなく「保留する」からです。

衝動が発生してから時間を置く感じです。

無理やり抑えようとすると反動が来ます。

でも「店に預けたから、いつでも見に行ける」と思えば、不思議と冷静になれます。

時間が経つと、「やっぱりいいかな」となることが多い。

これは「買うな」と言っているのではありません。身の丈や状況に合わない衝動買いを減らすための考え方です。

さらに言えば、手に入れるよりも、外から責任を伴わずに眺めるという選択肢も悪くないのでは、と思います。

所有=スペースの占有

ここから少し考えを広げます。

物を持つということは、さまざまなコストが伴います。保管場所、維持費、処分の手間。所有には責任がついてくるんです。

高級車を買ったら、きれいにしておかないといけない。保険に入らないといけない。乗り心地は最高だけど、維持管理の手間も大きい。

植物もそうです。あるといいこともあるけど、多すぎると負担になってくる。安らぎだったものが、気づけば「仕事」になってしまう。好きならいいんです。でも、そこまで好きなのか。そこに愛を注げるのか。その時間があるのか。

所有して得られるもの 所有によって失うもの
いつでも使える安心感 保管スペース
所有している満足感 維持費・管理の手間
欲しいものがすぐ手に入る 他の選択肢(移動手段・服・空間)
買った瞬間の高揚感 飽きたあとの処分の手間

もう一つ見落としがちなのが、所有することで選択肢が狭まることです。

たとえば服を買うと、その服を所有したことで他の服を買う確率が下がります。車を持てば、移動手段は基本的に車に固定される。自転車や電車という選択肢が遠のいてしまう。部屋だって、物を買っていけば物理的に置けなくなっていきます。

所有の本質

所有は、機会・選択肢・スペースを占有する。何かを買わないことは、自由を確保することでもある。

引き算の思考も大事なんだな、と思います。

持つ価値の基準

とはいえ、何も持たないのも極端です。大事なのは「持つ価値があるかどうか」を自分で判断すること。

その基準として、私が意識しているのは「実際に使うものかどうか」です。

ブランドの名前とか、人がどう評価しているかというより、自分が実際に使い、自分にとって良いと思えるか。肌触りがいいか、使いやすいか、生活が良くなるか。

もちろん、みんなの評判がいいものは自分にとっても良い可能性は高いです。でも「名としてのブランド」はどうでもよくて、もの自体をありのままに評価する方が大事だと思っています。

別の言い方をすれば、花よりも実。見た目の華やかさより、本当に役立つかどうか。

大事なものは、そんなにたくさんありません。自分の中で価値の比率が低いものは、持たない方がいい。そこにスペースもお金も時間も使うくらいなら、本当に大事な少数のものに集中したい。

現代だからこそ使いやすい

本多静六氏の時代には「店に預けておく」と言っても、実際に店に行かないと見られませんでした。

でも今は違います。ネットショップの「カートに入れて放置」や「ウィッシュリストに入れる」が、まさにこれです。

カートに入れた瞬間に「買った気」になる。でも実際には買っていない。しばらく時間を置いて見返すと、「なんでこれ入れようと思ったんだっけ?」となることがよくあります。

さらには、YouTubeのレビュー動画やゲーム実況も、同じ効果を持っている気がしますね。

ゲーム実況って、自分でプレイしていなくても、一緒に体験しているかのような楽しさがありますよね。

個人的には、わちゃわちゃやっているのを見るだけで、実際にはゲームを買わずに満足してしまうことが増えてきました。

これも「買ったつもりになれる」現代ならではの体験の共有だと思います。

つまり、預けておけば、見に行ける時はすぐに見に行ける という感じは、昔よりもより現代の方が機能させやすいかもしれません。

ただ、無自覚だと無限の広告と欲に振り回されます。

そのために「店に預ける」意識を使って、衝動買いを抑えていければいいのかなと。

まとめ

本多静六氏の「買ったつもりで、実際には買わずに店に預けておく」という考え方は、決して古い節約術ではありません。

むしろ、ネットショップや動画コンテンツが溢れる今だからこそ、自然に実践できる発想の転換です。

所有にはコストが伴うこと。

所有することで他の選択肢が狭まること。そして大事なものは少なくていいこと。

花よりも実。

本当に価値のある少数のものに集中して、身軽に生きていく。

そんな感じで、買わない自由を楽しんでいけるといいなぁという話でした。